READ THE BOOK SEEN THE MOVIE
本業の方が一息ついたので、久々に更新でもするか。
副業のファッキン肉体労働を二週間休んでいたので、その間に結構本やら、映画やら、色々読んだり、観たのでそのレビュー。
やっと「はまぞう」が使えるぜ。
初めて一人でメイド喫茶行ったら、そこがえらい店で、ぼったくられた話なんか書かないぜ。
メイド喫茶でチャージ料ってなんだよ!
おーこわ。
井上靖「北の海」
- 作者: 井上靖
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/08/31
- メディア: 文庫
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リスペクトする花村萬月先生が、自分の中の重要な一冊に挙げていたので読んでみた。
自分は古典とかほとんど読まないので、井上靖は初めて読んだ。
凄く面白かった。
自分の少年時代を綴った青春小説らしいけど、主人公はほとんど何もしないのだ。
浪人生なんだけど、勉強も全くしないし、街のごろつきと柔道したり、カツレツ食ったりするだけ。
そして大した事件も起こらない。
でもなんか面白い。
井上靖は、凄い。
そもそも青春って、案外だらだら何もしないもんだと思う。
自分はたまたま目標があって、それをやってたけど、こういう青春も悪くなかったかもと思った。
しかし俺は、昔から読書感想文とか苦手だったけど、ここまでを読み返してみてもひどいね。
本とかやっぱ読むだけでいいや。
しかし我慢して続けよう。
- 作者: フィリップ・K.ディック,Philip K. Dick,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 文庫
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SFの名作中の名作らしい。
ちなみに本の内容とは全く関係ないが、前に書いたサクラのバイトで「SFになりましょう」というメールをたくさん見た。
うぶな自分は、それが「セックス・フレンド」の略だと全く気付かず、その略し方を説明する度に「いいか?SFって言っても、スターウォーズとかのサイエンス・フィクションの略じゃなく、ましてや藤子・F・不二雄先生の言う、すこし・フシギの略でもなく、セックス・フレンドの略だからな!」と何度も言って、後半激しくうざがられた苦い記憶がある。
読んだ感想は、いやあクスリは怖い。
ドラッグは、絶対駄目!
終了。
でも面白かったです。
ディックはやっぱ好きだな。
つーわけで映画の方に移るか。
- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2001/02/02
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なんか自分の中で、「アメリ」と並ぶおしゃれなイメージあって忌み嫌っていたこの映画だが、面白かった。
自分は少女だった事がないので分からないが、少女達の誰しもが持つ一瞬の「完璧で美しい」時間と、その終わりを描いた映画じゃなかろうか。
そういう意味では、女版「スタンド・バイ・ミー」なのかもしれない。
見終わった後の、後味の悪さがよかった。
この監督で唯一見た事ある映画「ロスト・イン・トランスレーション」よりは、断然こっちのが好き。
- 出版社/メーカー: よしもとミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2007/11/28
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あらゆるとこで叩かれまくったこの作品だが、俺的には最高だった。
笑えるし、泣けた。
頑張ってるのに報われない人を描いた作品は、「最強伝説黒沢」筆頭にみんな泣ける。
海外での評価がボロクソだったのは、よく分かる。
あまりにB級テイストが強過ぎたんだと思うし、日本人にしか分からないニュアンスが多々あった。
そういうのをなくしていけば、北野武の後継者になるのも不可能ではないんじゃなかろうか。
松本人志がこの作品で訴えたかった事とか、俺には全然分からないけどやはりこの人は天才なんだと思う。
自分は芸能人にあまり興味がないので、芸能人とか街で見かけても全然嬉しくないが、この人を新大久保で見かけた時は、とても嬉しかった。